踊るソングブック


No.0:ツチノコ節
―ヨイ、ヨイ、ヨイヨイヨイ!―

言葉なんていらない。
馬鹿になればいい。

さぁ、一緒に踊ろうか。


No.1:スーパーヒーロー
―アイラブミーで行こうぜ―

憧れのヒーローは、いつだって画面の向こう側の存在で、こんな厳しい世の中をどうにか生きてる自分のことは助けてくれない。
そんな君たちに朗報だ。
そんな自分を自分が好きになってやれば、意外と救われるぞ。
これは、そんな開き直ったヒーローの歌。

全部、笑い飛ばしてやろうぜ。


No.2:はだかの王様
―パパみたいな人と結婚したくないの―

お父さんは一番偉い。そんな時代もありました。
今となっては息子にも娘にも、嫁にも冷たくされる。
職場でも頭下げて、家でも頭下げて、床に落ちる頭髪を眺めて涙が零れる。
これは、それでも家族のために頑張るお父さんの歌。

…ちょっとは優しくしてあげようね。


No.3:まったく仕事人
―ああ、明日も仕事だ、寝る―

仕事探しに体力と精神力を使い、
仕事に体力と精神力を使う。
金ばかり手に入っても使い道は生活費と栄養ドリンクだけ。
何のために働いてるのかわかんないし、どこか遠くに行きたいなぁ。
これは、くたびれながら働く社会人の歌。

仕事が恋人なんてクソくらえ。


No.4:終わりよければ
―おざなりだけれど 愛を込めたありがとう―

何十年も一緒にいれば、寄り添い合う時も、ぶつかり合う時もあって。
バレた嘘も、まだ言えない隠し事もあって。
子供を可愛がって、孫を可愛がって、
子供に世話されて、孫に世話されて、
だんだん動かなくなる体で、また寄り添い合う。
これは、そんな老夫婦の歌。

さて、お茶でも飲もう。

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